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ハワイに暮らすひと

KONISHIKI 元大関/タレント

「相撲界に入るため18歳で後にした故郷に、家を建てた。
自分の夢が、いつか地元に住む子ども達の夢になるように」

 オアフ島のウエストコースト、ワイアナエ地区にあるマイリビーチは、白砂と透き通った海、まん丸の太陽が水平線に沈む美しい夕景で有名だ。KONISHIKIはハワイの自宅から毎夕その素晴らしい景色を眺め、愛しい家族ととっておきの時間を過ごしている。気が向けばビーチでリラックス、バーベキュー・パーティーを催せば、家族や友達が百人単位で集まることのできる広々とした自宅でくつろぐ生活が彼の夢だった。外国人力士として初の大関昇進を成し遂げた6代目小錦を10年前に引退した現在、日本では歌やテレビの芸能活動に忙しい彼が、やっと一息つけるのが故郷ワイアナエに建てた夢の家だ。そこで最愛の父親、妻、甥っ子やたくさんの家族や仲間に囲まれて、現実となった夢を目一杯楽しんでいるKONISHIKIがいる。

 サモア人の両親から生まれたKONISHIKIの本名はサレバ・ファウリ・アティサノエ。旅行者には楽園であるハワイも、サモア移民の家庭には経済的困難があった。
 「キッチンやシャワーは家の外にあったし、ちゃんとしたごはんじゃなくて、缶詰なんかをよく食べた」と彼は幼少時を振り返る。高校時代にフットボールで活躍したことで、高砂部屋にスカウトされ相撲の道に入った。相撲界を一気に上りつめ、日本で成功した25年間。芸能活動の他、ハワイ料理のレストランを経営、多数の執筆もこなす。しかしKONISHIKIは自分だけが成功し豊かになることに満足はしなかった。

  「故郷ワイアナエの人々は今も貧しい。だからといって機会が与えられないのはおかしいと思う」
 自分の地元が抱える問題について真剣に語るKONISHIKIは、テレビで見せる明るいキャラクターとは少し違う。愛するハワイのため、ハワイの将来のために両手を迷いなく差し伸べる、社会的責任感の強い人物なのだ。1996年にKONISHIKIキッズ基金を設立し、毎年ワイアナエ地区の35人の小学生に日本旅行をプレゼントし、視野を広げ将来の夢を見るチャンスを与え続けている。
 「僕は相撲界で一番になる夢があったし、故郷ハワイの家族を幸せにしたいという夢があったからがんばれた。自分の夢だったこの家をみて、地元ハワイの子どもが大きな夢に向かって生きていってほしいんだ」

  KONISHIKIは日本社会に対する思い入れも強い。痛ましい事件が続く日本社会を少しずつでも変えて行くためにも、シンプル&イージーなライフスタイルに戻ることが大切だと言う。とりわけ大事なのは家族の会話や結びつき。ハワイに家族で来る人たちに、彼はこんな言葉を伝えたいと言った。
 「家族でゆったり、のんびりと吹く風や空気を楽しんでほしい。ワイアナエのビーチは素晴らしくきれいだし、バーベキューするならアラモアナビーチパークがおすすめ。ハワイじゃバーベキューグリル買うのも“ヒバチ”で通るんだから。家族揃って料理して、食べて、お腹がいっぱいになったらビーチで遊んで、また食べて。最高に楽しいよ!」
 
【写真上】ラナイの外はワイアナエの海が広がる
【写真中】愛妻のTAUPOUさんとともに
【写真下】ワイアナエに住む「オハナ(ファミリー)」たち

KONISHIKI
http://www.konishiki.net/


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