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庶民なハワイ


2007年3月1日
ホクレア号、第一行程をクリア

伝統航海カヌー・ホクレア号が、ミクロネシア経由日本行き約7200マイル(1万1000キロ)への航海に出て50日ほどが過ぎた。伝統航海術の恩師であるサタワル島在住のマウ・ピアウルグ氏に建造したカヌー・マイス号を連れての航海、ミクロネシアの島々へ医師を派遣する目的、日本各地への寄港、それはそれは多くの目的や役割を担った航海だ。

この航海は失敗できない。

数日前、風が凪いで、身動き取れなかったホクレア号とマイス号はエンジンを積んだエスコートボートであるカマ・ヘレ号に牽引されたそうだ。スケジュールとクルーの安全性を考えての苦渋の決断だったであろう。

私はホクレア号とその意志を継ぐ人たちを敬愛する、はっきり言ってファンである。この航海を統率しているナイノア・トンプソンにインタビューした時は、ツーショットの記念写真も撮ってもらったかなりのミーハーだ。そんな私なんかでさえ、ハワイに居ながら新聞やネットでカヌーやクルーの動き、何を食べたかさえぜーんぶ把握してる。自分のオフィスの壁には航海日程表が張ってあって、予定日の横に赤で実際のポイント到着日の書き込みまでしている。こういう人が、おそらく何人もいることだろう。

航海のレポートを見たり日程表を気にするのは、一緒に航海している気持ちになりたいからなのだけど、どこかで何だかカヌーとクルーを見張ってるみたいな気持ちになるのはなぜ?これが昔だったら、予定をそんなに気にすることもなく、もっと自由に航海しただろうになあ。スキップすることなくいろんな島に好きなだけ立ち寄っただろうになあ。

なんてことを考えつつこの航海に関わる人のプレッシャーを想像しながら、今日もスケジュール表にポナペ到着日を書入れた。第一行程を終えたカヌーのクルーは大幅に入れ替わり、ホクレア号にいよいよナイノアが乗り込むらしい。
ここでまた、ミーハーに戻って声援を送りたい。グッドラック!

ポナペに着いたクルーは何より冷たいアイスクリームが食べたいそう。
雨や暑さと戦った第一行程のクルー達が帰るのを、ハワイで待っていまーす。


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