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ハワイのエンターテイメント

ムームーの歴史
18世紀以前−ハワイの布「カパ」
西洋と接触する以前のハワイには、独特の服飾文化が存在していました。樹の皮をたたいて伸ばした「カパ」を布として用い、男性はマロと呼ばれる帯をふんどし状に、女性はパウというスカートを何重にも巻きつけるスタイルで、腰から下だけのおしゃれを楽しみました。古典フラを踊る格好がそれで、女性はギャザーたっぷりのパウ・スカートに現在では胸を隠すためチューブトップなどをまとっています。アリイ(王族)達はキヘイと呼ばれるケープを着用したようです。

19世紀初頭−ホロクの誕生
欧米からキリスト教宣教師がハワイにやってきた1820年、その妻達が先頭に立って服飾文化の改革を行います。彼女達は細身でくるぶしまで丈のあるスカート、ハイネックでぴたっとした長袖のドレスを着ていました。まず、ハワイ王族の女性達が西洋風ドレスに挑戦します。暑い気候とふくよかな体型に合わせるため、ウェスト部分を胸まで上げてゆとり感をもたせ、ヨークで切り替えをし、スカート部分は足首までのフルレングス丈でドレスを作りました。ややゆったりとはしているものの、ハイネックで長袖、あくまでも西洋風ドレスに準じたスタイル、「ホロク」の誕生です。このホロクの下に身につけたスリップが「ムームー」です。上流階級のひとびとを中心に、カパから西洋式の繊維を使った服飾文化への移行が始まりました。

20世紀初頭−ホロク&ムームーの発達
シルクやコットンの輸入が進み、西洋化したハワイでは一般の人もホロクを着用するようになりました。1920年ごろまでは白でトレーンが短く、裾や衿にレースやフリルをあしらい、ヨーロッパのランジェリーガウンに似たスタイルが流行りました。その後ランジェリースタイルがコンサバな女性に支持された一方で、ダーツやプリンセスラインを使い体にフィットするファッショナブルなデザイン、袖は短いかあるいはノースリーブで長いトレーンを引くスタイルも若い女性を中心に発達しました。
そのころまだムームーは外出着にはなっていません。下着、室内着、あるいは水着として着用されたコットンのムームーは無地か細かい柄のプリント地が主流でした。1940年以降、アロハシャツで普及したハワイアンプリントの生地で作ったムームーが、ようやく外出着として認められるようになりました。
やがてホロクのエレガンスとムームーのカジュアルさをミックスした、トレーンがなく、ほどよく体にフィットするハワイアンプリントの「ホロムー」が出現し、観光産業が栄えてきたハワイでの需要が伸びました。

トラディショナル・スタイル











生地に白いハワイアンプリントが施された、細身なラインのウェディングドレス。オーガンジーの袖と、フリルのついたトレーンが優雅。(CC)

 


ハワイ王朝のクイーン・カアフマヌゆかりの、黒のベルベット地ムームーはフォーマルに装いたい時に。ほどよいフィット感が体のラインを美しく見せる。(CC)
   
ネックラインのあきが美しく、濃い目のレッドが印象的。体につかず離れずのラインで体型カバーにもマル。(CC)   袖山の高い、クラシックなスタイル。ウエストでの切り替えからギャザーがたっぷり取られたスカート、袖にもついているフリルが可愛らしい。(CC)   七分丈の袖、ゆとりのある幅で着やすいスタイル。膝ラインで切り替えたギャザーが女らしさを演出。イエローは本来高貴な色とされている。(CC)

20世紀後半から現代−進化するハワイアンファッション
ハワイアンファッションは多様化し、ホロク、ホロムー、ムームーはそれぞれ進化していきます。宣教師の影響を強く受けていたホロクもファッション度を増し、ネックラインが下がるなど、肌を少しずつ露出したものも出てきました。ホロクには通常シルクやサテン、ベルベット、レースが使われフォーマルな場での装いとして定着しました。特にウェディングには今日でもホロクスタイルのガウンが多く見られます。昼間のドレスとしてはトレーンがなく気兼ねなく着られるホロムーが流行し、1960年代に入るとムームーが台頭します。鮮やかなハワイアンプリントで製造したアロハシャツとムームーを着て出勤する「アロハフライデー」の習慣がスタートすると同時に、観光客の間やアメリカ本土でもムームーが大人気。移民文化がもたらした日本の小袖スタイルや中国のマンダリンカラー、アシンメトリーな袷わせ、フリルのないシンプルなデザインなど、バリエーションが広がりました。現代ではホロクとホロムーは主に結婚式や卒業式でのフォーマルウェアとして、ムームーはアロハアタイアとして幅広く日常で着用されるほか、ハワイアンリゾートウェアとして世界中の女性に愛されるドレスとなっています。

コンテンポラリースタイル
   
くしゅくしゅギャザーの袖とアシンメトリーにフリルをあしらった裾ラインがエレガント。オーキッドとプルメリアの柄プリントもすてき。(CC)   細身でシンプルな色目、控えめなフリル使いが清楚な印象を与えるムームー。若い女性にぴったり。(CC)   ハワイの太陽にも負けない大胆な色使いのドレス。日焼けした肌を思い切って見せたいベアトップはリゾートドレスとしてもグッド。(CC)

   
スパゲティストラップのトップと胸元で優しく揺れるフリル、優雅なトレーンが好バランスの一着。現代フラを踊ってみたくなる。(CC)   フューシャピンクにくっきり浮かぶベージュの花柄が新鮮。お出かけにもぴったりな上、レーヨン100%で着心地バツグン。(HH)   細身のスタイルとオリエンタルな柄、チャイナカラーが個性的な一着。ファンシーなディナーや、少し改まった席で活躍しそう。(HH)

   
日本のオフィスシーンにも対応するクールビズシリーズ。上質のマテリアルとさわやかなブルー、シンプルな形で着こなし自在。(HH)   ハワイのお花、ハイビスカスとプルメリアをあしらったラブリーなドレス。ワイキキをお買い物して歩く時に着てみたい。(HH)   ゆとりのあるひざ丈ドレスは、フロントのラップがカジュアルなセクシー度をアップ。リゾートホテルでくつろぐのにぴったり。(HH)


ムームー着こなしアップ術
生花のレイ
プラスチックの花じゃせっかくのムームーファッションがうそっぽくなっちゃうので、生の花にこだわって。香りも楽しんでほしい。
  足元
カジュアルなムームーには素足が心地いいサンダルで涼しげに。ビーチサンダルだってOK。フォーマルでトレーンのあるホロクにはヒールが高いものをあわせて。

シェルのレイ

一番有名なのはニイハウシェルだけど、ごく普通のプカシェルネックレスもムームーには合う。チョーカーのように短めもすてき。
 
ラウハラの帽子

おすましして帽子をかぶるならナチュラルなラウハラ。帽子に花や鳥の羽、シェルをあしらうのもハワイ風。



CC Fashions CCファッションズ(写真CC)
1621 Kalakaua Ave. (ファブリックマート横) TEL 946-6777
トラディショナルからコンテンポラリーまであらゆる種類のムームーがそろう。価格は$70くらいからベルベット製$160くらいまで。カスタムオーダーも受け付けている。
Hilo Hattie ヒロ・ハッティ(写真HH)
700 N. Nimitz Highway (無料シャトル有り) TEL 535-6500
1450 Ala Moana Blvd アラモアナセンター1階海側
1963年創業以来、アロハシャツとムームーを作り続けている老舗ハワイアン・デパート。普段に着やすいリゾートドレスが豊富なのでおみやげにも最適。オリジナルブランドの価格は$40くらいから$80くらいまで。

*資料は2006年8月現在。掲載した商品の在庫や仕様は変動することがありますのでご了承ください。



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