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ミニコラムfromハワイ

ライフ&スタディー

今年はゆったりアロハな気分で過ごそう

column気持ちよく晴れわたった朝、新年らしい清々しさを感じながら、

「ああ、ハワイにいるのだなあ…」と、妙に実感した。

 

思えば、観光でふとハワイに来たのが、十数年前。

たった4泊の滞在だったにも関わらず、すっかりこの南の島に魅了され、いつかはここに住みたいと決意した。

 

とはいえ、海外に暮らすということは 簡単なことではなかった。

一番大変なのはやはりビザ。

日本に居ながらにして労働ビザをとるのは、不可能といっても過言ではなかった。

私にとって、唯一の可能性があったのは、アメリカの大学を卒業し、その後1年間の労働許可をもらい、現地採用にこぎ着けるというものだった。

 

という理由から、ハワイの大学に編入し卒業を目指すことに。

英語もろくに出来ないのだから、大学の授業を受けるなどというのは無鉄砲もいいところ。

でも入学してしまったのだから仕方が無い。

来る日も来る日も教科書と辞書をにらめっこ。

朝は6時頃に家を出て、誰もいない教室で予習。

放課後はスター・バックスや図書館などで宿題・復習・予習。週末はリサーチやレポートの作成などに追われていた。週末はビーチでのんびりなど夢のまた夢。

そうして1年が過ぎた頃、ようやく空が青いことに気がついた。

 

常夏のゆったりとした雰囲気や、人々の温かい交流を求めてハワイに来たはずなのに、日々しなければならないことに忙殺されて、いつしか東京で暮らしていた頃と同じ気持ちになっていた。

 

梢越しにのぞく青い空と白い雲を眺め、ワイキキの海からそよぐ風を頬に感じていると、

「大変大変」と思い悩んでいることが、どうでもいい些末なことに感じてきた。

そして、どうしてハワイに来たかったのかを思い出し、せっかくハワイにいるのに、何もそのよさを実感していなかったのだと認識した。

 

大学を卒業し、働き始めることができた今、忙しさに終われハワイにいることができるのだというありがたさを忘れかけていたが、朝日を浴びる椰子の木とキラキラ光る青空が、幸せになるには結局自分次第なのだと教えてくれた。